●「コア・イングリッシュ」って何だろう?
コア・イングリッシュと命名された英語習得法は、少ないボキャブラリーと限られた文法力であっても、必要十分に英語でコミュニケーションがとれることを目標としています。
‐ボキャブラリーを増やすことは大切ですが、今ある語彙力でどれだけ多くの量のコミュニケーションがとれるかを学びます。
‐文法力をつけて正しい英文を作ることは大切ですが、恐れずにコミュニケーションすれば意味は伝わることもあります。言いたいことが正しく伝わればコミュニケーションとしては成功です。
‐ボキャブラリーと文法力の呪縛から放たれて、しかし、ボディランゲージだけに頼らずに、英語という言葉で、コミュニケーションをとること、それがコア・イングリッシュです。
●「急に英語でプレゼンをするように上司に言われた!さあ、あなたなら、どうする!?」
‐時間がなくても、語彙力がなくても、パワポに慣れてなくても・・・・英語でプレゼンは、できるのです。それが、コア・イングリッシュです。
‐「人前でプレゼンしたことがないので、自信がないのですが・・・」それでも「段取り」をすれば「すぐ」にでもできるようになります。どのくらい「すぐ」かとえば、最短2時間のコア・イングリッシュのセッションを受けてみれば、その威力がわかります。
‐実際にIELTSスコアが3.0でも本当にいいたいこと、ビジネスで大切なメッセージをキチンと伝えることはできるのです。それを実際に経験した人は、その驚きを手にすることができます。
‐「日常英会話はある程度できるけれど、ビジネス英語になると自信がない・・・」という場合でも、コア・イングリッシュを使えば、少ない語彙力でも正しくビジネス上の意思疎通ができるのです。それは、ビジネスに「使える」英語力です。
●コア・イングリッシュは、何の役に立つのですか?
‐従来の英語レッスンは、英語力でクラス分けをするのが普通です。しかし、コア・イングリッシュでは一つのクラスでいろいろのレベルの人たちが一緒に学べます。英語力のレベル差を気にしないで済む唯一の方法です。
‐ある一定の段取りで学ぶのがコア・イングリッシュです。最短2時間で、目に見える効果が実感でき、その結果を即戦力に使えます。
‐どんなに英語力が低くてもじつに容易にコア・イングリッシュの手法をみにつけることができます。
‐英語力が高い人にとっても、自分のメッセージが研ぎ澄まされ、シンプルにインパクトのある表現に変えることができます。
‐言いたい事やアイディアがまとまらない時でも、コア・イングリッシュを使えば、自分にも相手にも解りやすくまとめ切ることができます。
‐プレゼンだけではありません。ミーティングの席上でも1~2分の間に自分の考えを的確に英語でまとめて発言できます。
‐「エレベータ・ピッチ」のように、2分か3分の間で自社の競争優位性をまとめて英語で話せます。
‐プロセスの問題点があったときに、それを手短に、要点だけを英語で正確にコミュニケーションすることができます。
‐そして、英語で自信をもって表現できるようになります。
モデルフロー
私たちのコア・イングリッシュへのストラテジーは次のようなものです。まず、コア・イングリッシュ「最初の学び」は、グループでの研修から始まります。その時間は最短2時間、最長4時間、もちろんそれ以上の時間をかければ完璧ですが、要は短時間で済みます。場所は、あなたのオフィスでも結構ですし、コワーキングスペースでも、どこでもグループ研修のできる場所であれば、可能です。参加者も自由です。とくに資格制限もありません。コア・イングリッシュの練習は、少人数でも多人数でも可能です(理想を言えば、20人ぐらいのグループ構成が妥当です。)そこでは、参加者同士が相互に向き合いながら、アントニー+Yoshiのファシリテートで、コア・イングリッシュのフレームワーク練習を行う、非常に高い相互コミュニケーションを可能にするエネルギッシュな学びの場です。
コア・イングリッシュの学びは参加者各個人の英語能力が低くても高くてもそれに影響を受けないように濃く設計されています。だから、混合クラスで大丈夫なのです。(コア・イングリッシュのフレームワークはネイティブに対してさえも非常に有効であることが実証されています。)
次の「練習」のプロセスは、アントニー+Yoshiのコーチングを受けることです。これには様々な方法ツールがあります。最初に、参加者ごとのコア・イングリッシュ練習のための「スタディ・プラン」を個人別に作ります。実際にコア・イングリッシュを使うビジネス実務の現場を想定します。また、そのような実務現場がすぐには想定できない場合には、コア・イングリッシュを必要とする場面を作り出すようなプランを練ります。現場でコア・イングリッシュを使う必要性のある場所を設定し、実現可能なプランを一緒に作り、そこで練習してみるのがこのプロセスのポイントです。
なお、この「練習」にあたっては、個人としての練習のほかに、グループ研修を続けていって、コア・イングリッシュの技術を相互に確かめ続け、より研ぎ澄ませていく機会を提供することも同時に継続することもできます。
さらには、地方に居住するなどの条件があり、遠距離のためにグループでのコア・イングリッシュの練習が困難な方の場合には、特別の「リモート研修プログラム」(常にコア・イングリッシュの効果がどうだったかをすぐにフィードバックで確かめられる)をもご用意し、ご提供いたします。
どのような環境下においても、コア・イングリッシュの練習ができる環境の提供を行うことがこの「練習」プロセスにおいては重要なことなのです。様々な環境にフレキシブルに対応できる実効性のある練習環境をご提供します。
「自分で使う」という、この最後のプロセスは、グループでその成果を確認しあうことです。このグループ研修では、コア・イングリッシュへのご自分の成果レビューを確認できます。それだけでなく、各参加者個人がそれぞれのビジネス現場でいかにそれを有効活用できたかについての情報交換をすることができます。実際に自分で使ってみる、という経験値を確認できます。これが今後さらに継続的にコミュニケーションスキルを高めていくためのストラテジーをさらに強化することになります。
コア・イングリッシュは優れて知的でコンセプチュアル、そしてロジカルでわかりやすい、構造的でシンプルな英語コミュニケーションスキルです。それは複雑なビジネス交渉の現場にも使えますし、あらゆるプレゼンテーションにも応用がきく、最もパワフルなコミュニケーションスキルです。
ご自分の環境の中でコア・イングリッシュを常に意識してご自分で現実に応用していくストラテジーをとれるようになること、それがゴールです。
ここでご説明した学習プログラムは、非常に柔軟性に富み、個々人に合わせて自由自在に設計可能です。コア・イングリッシュは、直ちに効果を生み出すインパクトをもつように設計されています。全体のプログラムは3か月をめどに完結するように設計されています。しかし、最初の段階である「最初の学び」の研修を受けるだけでも、驚くほどの初期効果を生み出します。コミュニケーションスキルを使う、という感覚を味わい、その効果をご自分で実感することは、それだけでも大きなコミュニケーションスキルを身に着けた結果を意味するのです。
ケーススタディ
問題点
あるロジスティック系大手の会社では、将来のグローバル人材としての幹部育成のために、英語研修を実施して実務的な英語を身につけさせようとしていました。問題は、その参加者は実務能力も高くマネージメント能力が高いにもかかわらず、英語力に高低差があったこと、そして日本全国に居住しており、集合研修を継続することができないことでした。
解決法
私たちは、一日だけのグループ研修で午前中にコア・イングリッシュを学ぶハイインパクトセッションを行い、午後は、一人ずつカウンセリングを行いました。このカウンセリング中に午前中に実感したコア・イングリッシュの効果をいかに実生活に取り入れるかについてのプランを自主的に作ってもらいました。
結果
3か月後にもう一回集合してもらい、半日の研修を実施して、その間にコーチングや宿題提出などの遠隔勉強を続けた結果を持ち寄りました。そこで、もう一度、コア・イングリッシュをリフレッシュさせました。最初のコア・イングリッシュ開始前に行ったIELTSスコアと3か月後のコーチング付きの自主勉強の後のスコアでは、グループ研修なしでも大きな進歩が全員について認められました。
人事部としては、全国に散らばる将来性あるグローバル人材候補たちの能力把握をすると同時に英語能力開発も行いたいという困難でチャレンジングな目標を達成したことになります。
参加者の声
最初のコア・イングリッシュのグループ研修前には、「とてもこんなことを人前でしかも英語でプレゼンするなんて、不可能。無理。」という反応だったものが、4時間後には「信じられない、こんなことが英語で発表できるなんて。」に変わったのです。
コア・イングリッシュの実例
このビデオでは、コア・イングリッシュを使うことにより、どのように劇的な変化を1時間で遂げることができるのかの実例として実証するものです。コア・イングリッシュを始める前に、この参加者は自分の好きな食べ物について、なぜ自分はそれが好きなのかを説明するショートスピーチをするように求められました。そして、コア・イングリッシュの「最初の学び」1時間後に、もう一度最初のテーマでのショートスピーチを求められました。